天国創建(家庭盟誓の実現)を第一の動機とする

 

 

天国創建(家庭盟誓の実現)を第一の動機とする=カナン復帰を絶対に忘れない

 

このことも、長子権復帰の重要な要件ではないかと思います。
天国創建の動機を持ち続けているか否かで、展開も、試練の重みも全く違ってくると感じています。
今は、我々が具体的に天国を建設する(我々が復帰の道を歩む)時代、つまり子女の責任分担時代であるので、私たちが天国を建設しているという実感がないと、本心は知っているので苦しくなってしまいますし、重要な目的を達成していないので、外的にも閉塞していきます。

 

我々が本当の子女となっていく(原理結果主管圏を成長し、愛を復帰していく)ことと、子女の責任分担として天国を具体的に建設することは2重目的になっているので、どちらか一方のみが達成できるということはありえないのではないかと思います。
その2重目的を達成できる摂理的場所が「家庭教会」「氏族メシア」、そして今は第3次摂理である「み言訓読家庭教会」ではないかと考えます。

 

私も今までよく失敗しましたが、天国創建の動機を忘れて、伝道、経済の実績だけを最終目的としていると導かれず、結果的に勝利できなくなってしまったり、結果は勝利できても、後から問題がおきたり、定着できなかったり,心情が復活していなかったりすることがあります。それは、長子権復帰(サタン屈服)の方向に向かっていないためだと考えられます。
一人ひとりが自分の動機を確認することが重要であると思います。

 

中には、私が兄弟にそういうことを言うと、平面的に捉え、組織や組織上のアベルを批判したりする人もいますが、そういう発想自体が子女の道を行こうとしていないから起こってくる思います。
長子権復帰のことを真剣に求めていくと、そういう発想や思いはなくなってきます。

 

自分が祝福家庭として「どうあるべきか」を考えることが重要で、人それぞれ心情圏が違うので、他人と比較することなく、長子権復帰(サタン屈服)の方向にどのように自分が向かうのかを、自分で考えていくことが大切だ思います。

 

結論として、天国創建の動機を強烈に持てば持つほど、長子権復帰の方向に行くので、全く展開、試練の質が違ってきます。
また、嘆息圏を乗り越えるには、天国創建動機(カナン復帰の決意=サタン屈服)がとても大切だと、み言から考えられます。

 

 

 

 

天国創建(カナン復帰)=家庭盟誓の実現、嘆息圏等に関連するみ言を確認したいと思います。

 

「神は、地獄を天国へと復帰しようとされているのです。神は、御自身の決意を聖書に於て明確に示されています。「わたしはこの事を語ったゆえ、必ずこさせる。わたしはこの事をはかったゆえ、必ず行う」(イダヤ書四六章十一節)神は、行うかもしれないと言われたのではなく、必ず行うと言われ、人間とその世界を本然の姿に復帰するという御自身の絶対的決意を示しておられるのです。」(み旨と世界P378)

 

「勝利というものは過程において決まるものではなく、出発の時の内的基準によって決定された結果、表れてくるのが勝利である。これが分からなければならない。」(み旨と世界P17)

 

ヤコブの基本的な願いは、彼が得るすべての祝福を彼の兄弟や父母と分かち合い、彼らと一つとなり調和をなすというものでした。ヤコブは羊飼いとしての孤独な人生を歩みましたが、そのすべての期間における彼の究極的な目的は、金や物質的な祝福を受けることではありませんでした。彼は彼の故郷を恋しがったのです。」ヤコブ路程と私たちの信仰生活)

 

ヤコブは二十一年間、苦難を克服しながらレアを娶り、ラケルを娶り、財物を得て、祝福された一族を編成しました。ヤコブは甚だしい受難を被りながらも、本郷の地を神様のものに復帰してみせるという一つの思いだけは決して変わらずにもっていたのです。むしろ、自分を殺そうとする兄を自然屈服させ得る一日を待ちわびながら、エサウ以上に自分の実力を養い、基盤を築くことにすべての精誠を傾けました。」(神様の摂理からみた南北統一/エサウヤコブを中心とした摂理)

 

「嘆息していた天が勝利できる基盤は、嘆息する群れが絶望しない時に立てられた歴史であったということを、皆さんは知らなければなりません。ヤコブがそのような絶望の嘆息圏に追われていましたが、嘆息することなく、絶望することもなく、堂々と未来の祝福を信じて進む立場に立ったのです。その結果、第一イスラエル圏が成立したことを知らなければなりません。神様もこれと同じです。神様がどんなに嘆息圏内に染まっていても、その嘆息によって希望を失いはしませんでした。その嘆息によって、創造理想を失いはしませんでした。嘆息が強ければ強いほど、加重されれば加重されるほど、心情と理想を中心として、創造理想を成就させることを誓う内的な決意をしてこられました。 ですから、天が行く道は、嘆息圏の渦巻きの中に巻き込まれて回りますが、そこに融合されるのではなく、嘆息圏を踏み、立ち上がり、勝利の日を開拓していくのです。」(牧会者の道/3ヤコブ)

 

「『家庭盟誓』には、敵という概念がありません。個人の徹底した精神だけを要求するのです。『家庭盟誓』は、そのようになっているのです。探してみてください。怨讐という概念はありません。愛以外の内容はありません。地上天国の内容に適合した、基礎的な柱と同じです。地上天国建設のための基礎公式なのです。」(真の家庭と家庭盟誓/家庭盟誓の意味と特徴)

 

「『家庭盟誓』は、先生の歴史について述べた言葉です。先生が家庭を編成してきた歴史について述べた言葉だということを知らなければなりません。ですから、最初は何ですか。環境でしょう? 再創造歴史です。地上を復帰しなければなりません。一族を救い、その国を復帰しなければなりません。二番目は何ですか。『真の愛を中心として、神様と真の御父母様に侍り、天宙の代表的家庭となり、中心的家庭となって……』、天宙の代表的家庭です。それは、誰の家庭のことですか。先生の家庭です。中心家庭です。その伝統を受け継ぎなさいというのです。」